海水館の碑(東京都中央区)

2011年11月に行ったときのものです。

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 海水館の碑

所在地 中央区佃三丁目一一番一九号先

ここは明治二十九年(一八九六)に完成した新佃島埋立地の一部で、房総の山々を望むことのできた閑静な景勝地でした。
ここに明治末から大正年間にかけて多くの文化人が集った海水館がありました。 海水館は坪井半蔵によって明治三八年に開業した割烹旅館兼下宿で、当時の京橋区新佃東町一丁目二六、二七番に建築されました。

島崎藤村は明治四十年から四十一年にかけて海水館に止宿して自伝小説「春」を朝日新聞に連載し、小山内薫は明治四十二年から四十四年にかけて止宿して「大川端」を読売新聞に連載しました。他にも荒畑寒村・木下杢太朗・佐藤惣之助・竹久夢路)・日夏 耿之介・三木露風・横山健堂・吉井勇ら多くの作家・芸術家が利用し創作活動を行いました。

この碑は昭和四十三年(一九六八)、藤村の母校である明治学院大学に藤村研究部によって建てられたもので、裏には「春」に執筆由来に記が記されています。

平成二十一年三月

中央区教育委員会

 

 

場所:東京都中央区佃3丁目11番19号先